GitHub Copilot Chat の一般提供が開始されました
こんにちは、CX 事業本部 Delivery 部の若槻です。
このたび GitHub Copilot Chat が GA となりました。GitHub Copilot のユーザーは追加料金なしで利用できます。
GitHub Copilot Chat は、IDE でプログラミングに関する質問を GPT-4 ベースのチャットインターフェースで行える GitHub Copilot の機能で、今年 7 月からベータ提供がされていました。
このタイミングでの一般提供開始自体は GitHub Universe 2023 でも予告されていたものとなります。
はじめにまとめ
はじめにアップデートに関するまとめです。
- すべての GitHub Copilot プランに機能として含まれる
- GitHub Copilot でサポートしている IDE のうち、以下の一部 IDE で利用可能
- GA に伴う拡張機能のアップデートや、機能有効化などは不要
- ベータ版で利用していた場合は、GA 版をそのまま利用可能
確認してみた
GitHub Copilot 機能の管理画面
管理者がアクセスできる GitHub Copilot 機能の管理画面です。GitHub Copilot Chat の機能はベータ利用時から有効化されたままとなっていますが、Beta
の表示がなくなっているのが確認できます。
VS Code 拡張機能のアップデートは不要
GitHub Copilot Chat VS Code 拡張機能は、GitHub Copilot 本体とは別にインストールする必要がありますが、こちらの拡張機能のアップデートは提供されていませんでした。GA に伴うアップデート対応は不要のようです。
VS Code での利用
拡張機能を導入した VS Code での利用を試してみます。
@
シンボルや /
コマンドを使用して、開いているファイルに関する質問を行うことができます。
回答はデフォルトでは英語となります。
日本語で質問すると、日本語で回答が返ってきます。
コードの提案もしてくれます。
少し触ってみた感じだと GA 後もベータ版のときと同様の使い勝手となっていました。
おわりに
GitHub Copilot Chat の一般提供が開始されたので、ご紹介しました。
IDE で使える生成 AI ベースのチャット機能だと、最近は Amazon Q with CodeWhisperer がプレビュー提供開始されていましたが、それに先立って GitHub Copilot Chat が GA された形となります。
また GitHub Copilot には、Pull Request のサマリを自動生成できる Copilot pull request や、タスクを与えると開発サイクル全体の修正提案や支援をしてくれる GitHub Copilot Workspace など、開発体験を大きく変革してくれそうな機能がまだまだ控えています。生成 AI による開発支援の領域はまだまだ盛り上がっていきそうですね。
以上